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完治が難しいヘルペスウイルス感染のキスによる拡大

単純ヘルペスウイルス2型への感染によって生じる性器ヘルペス感染症は性感染症として患者数が増えてきているものの一つです。
ヘルペスウイルス自体はありふれたウイルスではあるものの、それが性器に感染することによって発症しやすくなってしまいます。
症状として水泡が生じるのが特徴的であり、かゆみや痛みを伴うことが多く、しばしば激痛に耐えられなくなります。
放置しておいても二週間から四週間程度で自然治癒することが一般的ですが、その耐え難い痛みから治療を行うことが避けられなくなるというのが実情です。

水泡を取り除くのに有効な治療薬があるため、速やかに症状は回復させることができます。
しかし、ありふれたウイルスであることもあって全てのウイルスを除去するということは難しく、完治は困難なのが実情です。
そのため、薬物治療の目標は完治ではなく、再発を防止しながらうまくヘルペスの症状をコントロールしていくということになっています。

一方、単純ヘルペスウイルス1型は口唇ヘルペスを引き起こすウイルスとして知られています。
接触感染を起こすことからキスによって容易に感染が広がり、結果として日本人の半数以上が既にウイルスの保持者であると言われています。
親子の愛情表現としてのキスや頬ずりを通して感染が広がってしまうことも多く、感染が拡大する原因となっています。
性行為中にキスをしても感染が広がることに加え、口から性器、性器から口への感染も懸念されているのが実情です。
オーラルセックスの広まりがその傾向に拍車をかけているのが事実であり、完治が難しい性病としての認識をもって十分な予防策を立てて性行為を行っていくという考え方をもたなければならないでしょう。